文化導向地理資訊系統教材(電子書)

2009年4月17日

第11回 外邦圖研究會(日本御茶水大學)

大阪大学小林先生からのメッセージですが、ご参考までにどうぞ。

第11回外邦図研究会のご案内

2009年もはや4月なかばを過ぎ、皆様お変わりなく新年度でご多忙な毎日をお過ごしのことと拝察いたします。

さて、たいへん遅くなりましたが、第11回外邦図研究会についてご案内申し上げます。2008年度は夏に日本国際地図学会大会でシンポジウム開催させていただき、さらに秋から冬にかけては日本学術振興会の研究成果公開促進費(学術図書)による『近代日本の地図作製とアジア太平洋地域:「外邦図」へのアプローチ』の刊行にむけて、校正などに追われ、研究会を開くことができませんでした。おかげで何とか無事書物を刊行することができ、新しい課題が見えてきたところです。

さて、今回の研究会では、まず日露戦争時に戦場で作成されたと考えられる地図に関する金さんの報告を予定しています。インターネットオークションで購入した地図を、日露戦史や地形図と比較対照した成果を示します。つぎに、故多田文男先生旧蔵の駒澤大学の外邦図に関連する作業の進行状況について、高橋先生に報告していただきます。また最近は、国立国会図書館の外邦図がOPACで便利に検索できるようになりました。これについて、システムの構築にあたられた小林さんに紹介していただきます。さらに、中国で兵要地誌に関心を寄せてこられた、沈克尼先生の発表をお聞きします。沈先生は日本軍が作製した兵要地誌にも関心を寄せられ、このたび寧夏社会科学院の馬平先生と訪日されることになり、奈良大学の石原先生のご紹介で、講演していただくことになりました。

ご多忙中とは存じますが、久しぶりの外邦図研究会にご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。なお、発表終了後懇親会を予定しておりますことを申し添えます。

<第11回外邦図研究会プログラム>

日時 2009年5月23日(土曜日) 13時~17時、そのご懇親会
場所 お茶の水女子大学 文教育学部1号館 第1会議室

プログラム

  1. 金 美英(大阪大学博士前期課程修了生)「日露戦争時の戦場で作製・使用されたと推定される地図について」
  2. 高橋健太郎(駒澤大学)「駒澤大学における外邦図の整理状況について」
  3. 小林雪美(国際子ども図書館資料情報課)「国立国会図書館の書誌データから見る外邦図」
  4. 沈克尼(寧夏社会科学院 特邀研究員,寧夏回族自治区民政庁 副庁長)「中国の地方誌と兵要地誌(仮題)」

連絡先 06-6850-5678 小林 茂
〒560-8532 豊中市待兼山町1-5 大阪大学文学研究科人文地理学教室
E-mail: skobayas@let.osaka-u.ac.jp

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